我々の根本規範は、歴史と伝統の中に

遅くなりましたが、以下は、「正論の会」での講演内容の要旨です。


平成20年5月15日 大手町サンケイプラザにて。



民営化、民営化と騒がれていたが、「国家」から離れて「民」へ
移るということは、日本解体のスローガンだ。


日本が一番強い。
片や一日の工賃100円の国と、片や一日の工賃10,000円の国。
日本は、世界最高水準の賃金の高さを誇っている。
世界一の賃金を支払いながら、世界一の土地代を支払いながら、
日本は動いている。
ここが日本の強いところだ。


「戦後」という時代が無視してきたもの。
領土:尖閣竹島対馬樺太
精神:靖国、謝罪
拉致された日本人・・・


これらを無視してきた。


なぜか。
「国家」というものが、邪魔だからである。
そして、「人権思想」なるものを重視した。
なぜか。
「国家は悪」ということが前提となっているからだ。
これは、アナーキーの思想である。


樺太が無視されてきた。
対馬も無視されつつある。
韓国人が、観光客を装ってどんどん入ってきている。
観光客などではない。
韓国人は、対馬の土地を買い占めつつある。
韓国のリゾートと化している。


樺太
1855年2月下田条約(日露和親条約
このとき、樺太は、日露雑居地と決められてしまった。
しかし、樺太も、日本の領土なのである。


1875年 樺太・千島交換条約
1905年 ポーツマス条約で、樺太の南半分が日本のものになった。


アイヌには、樺太の先住権がある。アイヌは日本人であるから、
日本は、全樺太の領有を主張することができる。


日本はロシアに対して、全樺太、全千島を返せと言わなければならない。


拉致問題
日本が「国家」にならなければ、拉致された日本人は帰ってこない。

憲法からの脱却が必要だ。
憲法とは何か。
国家の根本規範である。
では、今の憲法は、根本規範なのか。


そもそも、この憲法を作ったのは誰か。
米軍だ。
いつ作られたのか。
占領されているときだ。
じゃぁ、その内容はどうなのか。
主張自体が失当である。


主張自体が失当である。


まず、前文がダメだ。
「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうに」
これは、どういう意味か。
日本国民の作る政府は、戦争をもたらす、と言っている。


「“平和を愛する諸国民”の公正と信義に信頼して、われらの安全と
生存を保持しようと決意した」
主張自体が失当である。
だから、無効なのだ。


改正ではなく、無効と言うべきである。


我々の根本規範は、歴史と伝統の中にある。


日本再生への道は・・・
憲法体制からの脱却しかない。


以 上